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組合運営の学校に人気=入学金不要、授業料も安く

4月4日(金)

 【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙十六日】公立校と授業料の高い私立校に不満を持つ家庭が、十二年前に細々と始まった協同組合方式の学校を選択するようになってきた。この学校は中流階級の親たちによって運営され、低コストで幼児教育から中等教育までを行う。
 現在、サンパウロ州で五十五、ブラジル全体で六百八十の協同組合運営の学校があり、〇四年までにさらに十校がサンパウロ州で創立予定となっている。
 この種の学校の利点の一つは、利益を追求しないため、授業料が私立校より四〇%も安いことで、分割払いも年十二回と既成の私立校より一回少なく、入学金も取らないという。
 協同組合設立には最低二十人が集まり、設立目的と運営ルールを定めた規約の作成や経営責任者の選出、教育専門家との契約が必要。詳しくはサンパウロ州協同組合協会(4521・7181)まで。