3月26日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】連邦裁判所刑事裁判第七法廷は、年金負担金不法横領の罪で告訴されていた企業家、ウィリアム・ドゥアルテ被告に社会福祉を目的とした公共団体へ現金五万レアルを支払うことを命ずる有罪判決を下した。同法廷のアリ・マズロウム判事は「支払は飢餓ゼロ計画にとって有利なものみなす」と判決文の中で述べた。
同判決は有罪判決を受けた被告から引き出した資金を飢餓ゼロ計画に導く最初の司法判断となった。「飢餓ゼロは国民全体の利益にかなう。もしすべての判事が支持すれば、同計画には数百万レアルが徴収されて集まり、計画目標が達成されるだろう」と同判事は話している。
裁判は九五年七月に始まった。ドゥアルテ被告は禁固二年五カ月五日の実刑を受けたが、同判事が現金支払か公共団体での労働による贖罪を決断した。