サッカーサンパウロ州選手権　コリンチャンス優勝

3月25日（火）

　コリンチアンスが今期初タイトル――。サッカーのサンパウロ州選手権決勝第二試合が二十二日、モルンビー競技場で行われた。約七万千人の大観衆が見守る中、サンパウロとコリンチアンスの両チームが激突。初戦に先勝したコリンチアンスは、二対二で迎えた後半終了間際に決勝点を挙げ、サンパウロを振り切った。
　雨中の一戦は両チーム合わせて警告十人、退場三人を出す荒れた展開となった。試合開始早々の前半四分には、ラフプレーを巡ってサンパウロのレイナウド、コリンチアンスのクレーベルがそれぞれ退場処分。
　最低でも一点差以上の勝利を必要とするサンパウロが、コリンチアンス陣内に攻め込むが試合巧者のコリンチアンスは、同二十分、四十七分に得点し、二対〇と優位に立つ。
　後半二分に単独得点王となる八点目を挙げたルイス・ファビアーノのゴールなどで一度は同点に追い付いたサンパウロ。同四十分に中盤の守備の要、ファビオ・シンプリッシオが退場となり、数的不利に追い込まれた所を付け込まれ、同四十三分に痛恨の勝ち越し点を許した。
　二〇〇一年以来の優勝となるコリンチアンスは、同選手権で最多の二十五回。以下パルメイラスの二十一回、サンパウロの十九回、サントスの十五回と続く。