名画友の会の会報『名画友の会』は、映画の好きな人たちが発行しているだけあって、発行遅れということはない。四ページ建て、第一ページに毎月の上映予告、あとは有志の映画随想ずらり。
峰村靖子さんが、日本で小学校教諭をしていたころの映画教室について書いていた。峰村さんはもちろん引率。オーリャ!子も一九五〇年代初め、中学校の低学年のころ、映画教室が授業より好きだった。もっとも印象に残っているフィルムは『きけ、わだつみの声』。鑑賞後、二十四時間ほど食事ができなかった記憶がある。
時代を経て、戦争、反戦を描こうとする映画も変わった。ただ、反戦が叫ばれても戦争は無くならないし、将兵や非戦闘市民の命は失われる。死ぬ場所が東南アジアのジャングル、中東の砂漠と、違いはあっても。(神)
03/03/22