3月21日(金)
鹿児島県の枕崎市出身者でつくるブラジル枕崎会(池上忍会長)がこのほど、憩の園経営の救済会(左近寿一会長)に中古の業務用洗濯機一台を寄贈した。池上会長と本村巌・鹿児島県人会監査役が十二日、サンパウロ市リベルダーデ区の同会事務所を訪れ、寄付者のリスト、洗濯機購入後の残余金を手渡した。
渡辺マルガリーダ初代救済会長は枕崎の出身。池上会長、木村支部長とも救済会の理事会に籍を置く。
憩の園が使用している洗濯機は老朽化し、いつ故障してもおかしくない状態。枕崎会主催の新年会で協力者を募った。支援の輪は県人会にも広がり、合計約五千レアルの寄付金が集まった。
鹿児島県出身者が創業した業務用洗濯機の販売店(サント・アンドレ市)でセミノーボの洗濯機(四千九百レアル)を購入した。
池上会長は、渡辺(旧姓・池上)初代会長とは親戚筋に当たる。「本当は、イケガミではなくイケウエと読むのが正しい。パスポートを申請した時に、イケガミとなった」などと、思い出話を語っていた。
鹿児島県人会は四月、毎年恒例で憩の園を慰問する。