戦後移住五十周年記念祭委員会(中沢宏一会長)の事務局長席は依然空いたままだ。
現在、人文研の事務局員に収まっている松平和也氏が二月七日付けで退任してから、委員会関係者は各方面に募集を呼びかけてきた。
ようやく今月、事務局長が決まり、関係者は胸を撫で下ろした。しかしこの事務局長、元日本語教師という触れ込みだったが、サントス厚生ホームで入居者が二人自殺した事件があった、九七年当時の関係者。
急遽、委員会では鳩首会議を開き、わずか五日間で事務局長職を退いてもらうことを決定した。
様々なイベントを抱える記念祭委員会の事務局長不在という異常な状況が未だ続いている。同委員会関連行事が始まるまで、残り約三カ月。関係者の苦悩は続く。 (剛)
03/03/21