3月14日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】高裁第二法廷の下した、スーパー「ウォルマート」に有利な判決が、日曜・休日の営業を禁止した市条例の無効を求めて、他のスーパーも法廷で争う道を開いた。
判決は六日、ブラジリアで下され、サンパウロ州リベイロン・プレット市のスーパー、ウォルマートが日曜・休日も開店できることを認めたため、アントニオ・パロッチ大蔵大臣が市長だった時に定めた、日曜・休日に営業した店舗に罰金を科す市条例の認可との矛盾が問題になっている。
同判決は、連邦政府のみが小売業者の活動に関する法律を制定できるとし、同じ決定によって利益を得ることを望む企業が司法判断を仰ぐための前例を築いた。判決の結果、最近マルタサンパウロ市長に承認された日曜・休日の営業を禁止する条例は効力を失うことになる。
高等裁判所長官は、連邦政府の政策は失業をなくすことを目的としており、日曜・休日の営業がこの目的にかなったものだと同判決を擁護した。
スーパーの訴訟は九八年に始まり、予備審理で棄却され、控訴したサンパウロ州の裁判でも敗訴していた。検察側は、従業員の週休の内、最低一日は日曜日とすると規定した労働法と市条例を順守するよう主張していた。