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パスコア商戦近づく=オーボは昨年より30%割高

3月14日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】カーニバルが終わるやいなや、パスコア(イースター祭)のシンボル『オーヴォ(卵)・デ・パスコア』がスーパーマーケットに並び出した。今年のオーヴォは昨年より三〇%高いという。
 オーヴォはチョコレート製。原料となるココアの価格が一二五%も高くなり、砂糖も八五%増、パッケージ五五%増、牛乳二五%増とさまざまな要因が重なって、商品の値上げに至った。
 価格調整があったにもかかわらず、チョコレート・メーカーは生産量をほとんど変えなかった。昨年の生産量は一万八千六百トンだったが、今年は一万八千トンとほぼ同量を生産した。
 チョコレート業界のデータによると、パスコア時期は、国内のチョコレート生産の一一・五%を占める。国民一人当たりのチョコレート平均消費量は二キロ程度だという。