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ガヴィオンエス2連覇飾る=リオはベイジャ=フロール=カーニバル・デスフィーレ終る

3月6日(木)

 【既報関連=エスタード・デ・サンパウロ紙五日】四日午前に行われたサンパウロ市カーニバルのエスコーラ・デ・サンバ特別グループ部門採点結果発表で、観客席から「二連覇」の声を上げさせた『ガヴィオンエス・ダ・フィエル』が優勝した。ガヴィオンエスはほかのエスコーラに大きな差をつけ、圧倒的勝利を遂げた。同エスコーラのロナウド・ピント副会長は、「きょう(四日)はビール一千箱で宴会だ! (五日午後九時の)対パウメイラス戦まで祝うぞ」と歓喜の声を上げた。
 ガヴィオンエスは初日に完璧なデスフィーレを披露した。多彩なブラジルの文化をテーマに、有力エスコーラならではの豪華なファンタジアと山車の装飾で勝負した。参加者全員が歌詞を暗記し、楽しく歌い通していたことも、採点を上げた要因となった。
 いかにアーラをコンパクトにし、協調性を失わず、デスフィーレの進行状態のコントロールを保つかが、好成績を得るカギ。今年のガヴィオンエスのデスフィーレは、観客席や参加者の盛り上がりの面で例年と比べると「盛り上がりが足りなかった」と評価されているが、技術面で完璧なデスフィーレを見せたことが連続優勝に導いた。
 有力候補とされていた『ネネー・デ・ヴィラ・マチウデ』と『ヴァイヴァイ』は、それぞれ四位、五位と苦い結果に。ガヴィオンエスに続いて『モッシダーデ・アレーグレ』や『X―9パウリスターナ』も優位で争っていたが、惜しくもそれぞれ二位、三位となった。最下位から二番目の『ウニードス・ド・ペルッシェ』と『バロッカ・ゾナ・スル』はグルーポ・ド・アセッソにランク落ち。来年の特別グループには参加できない。
     ◎
 一方リオのカーニバルの結果発表は五日午後三時四十五分から行われた。フォーリャ・オンラインによると、今年の優勝者は三百九十九・六点で『ベイジャ=フロール・デ・ニロポリス』に決定した。同エスコーラは「飢餓をなくそう」と呼びかけ、ルーラ新大統領の飢餓ゼロ計画キャンペーンも取り入れた。社会問題に対する批判要素が強く、ショッキングな強盗シーンも見られた。有力候補だった『マンゲイラ』は一点差で惜しくも二位に。三位は『グランデ・リオ』となった。

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