3月4日(火)
灼熱の季節に盛り上がるカルナヴァル――。十四のエスコーラが参加したサンパウロのカルナヴァルが二月二十八日夜から、三月二日早朝までサンパウロ市アニェンビーのサンボードロモで行われた。
ローザス・デ・オウロやヴァイヴァイなどのパレードでは例年通り、日系人や日本人らが日ごろの練習の成果を披露。また二日目のトリを務めたX―9・パウリスターナには、田辺森下早苗さんがデスタッキで参加した。
また「観る側」でも日系の存在が目に付いた。例年審査員を務める池田アルベルトさん(カルナヴァル研究家、UNESP教授)が、真剣な眼差しで大任を務めた。
サンボードロモの中央付近にある観客席では、初めてカルナヴァルを目にする日本人観光客の姿もあった。山梨県から来伯した高野みゆきさん(二六)は「休暇を取って見に来ました。明日はリオに駆け付けるつもりです」と声を弾ませていた。
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連載
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