2月27日(木)
国際協力事業団(JICA)ブラジル事務所サンパウロ支所に技術協力担当として佐藤洋史さん(三六)が着任した。
日本で化学メーカーのエンジニアとして、省エネや環境問題について研究を重ねていた佐藤さん。
日本での「乾いた雑巾を絞る」ような状況に疑問を感じ、ブラジルで「自分の技術を生かしたい」と決意、九八年に事業団に就職した。ブラジリアの事務所ですでに二年の勤務を終えている。
サンパウロには父親の仕事の関係で七十六年から約六年間の滞在経験がある。
佐藤さんのサンパウロ支所での勤務は約一年から二年の予定で、「都市のゴミ問題や太陽光などのクリーンエネルギーのプロジェクトなど、日本の技術が必要なところでの活躍していきたい」と話していた。