2月26日(水)
[サントス]川上隆朗JICA総裁の一行とサンミゲル・パウリスタの和太鼓チームの一行が、一月二十六日、サントスの移民上陸記念碑を訪問。チームは碑前で演奏、総裁らが鑑賞した。
この日、福岡県人会和太鼓技術指導実行委員会の矢野ペドロ委員長が、サンミゲル・パウリスタ文協の和太鼓部員を引率して、サントス市制四百五十七周年祭に参加、最初に厚生ホームを慰問して太鼓を叩いた。
午前十時、川上総裁、小野田勝美秘書室長、小松雹玄サンパウロ支所長、石橋隆介同次長らの一行が、日本移民上陸記念碑を訪問する予定になっていたので、和太鼓チームは、ホームを早めに引き上げて、記念碑前で総裁を迎えた。
福岡県人会は、さきにJICAから和太鼓大一個、中二十個の寄贈を受け、さらにまた、小田幸久講師(専門家)を派遣してもらっていた。小田氏は全伯規模で指導、すでに教え子はおよそ一千人といわれる。
記念碑前で、和太鼓が演奏された。市制記念日とあって、多くの催しの一環だった。市長代理として、カルロス・ピント文化局長が演奏現場に姿を見せた。記念碑の周囲で和太鼓を初めて聴いた人たちは大いに感激したようだった。
川上総裁の一行はその後、日本移民の上陸地点を視察、帰聖した。記念碑は「名所」となり、年々訪問者が増えている。写真は右から矢野会長、小野田秘書、カルロス文化局長、川上総裁、上新サントス日本人会会長、小松支所長。(上新氏通信)