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医薬品 一部を価格統制解除=その他は平均8・63%値上げ

2月22日(土)

 【ジアリオ・デ・サンパウロ紙二十一日】保健省は二十日、価格統制医薬品の部分解除として三千種のうち二百六十種一千三百医薬品の製品に対し統制撤廃を発表した。今回自由化された医薬品は医師の処方箋が不要のもので、製薬会社が五社もあり価格競争で廉価販売されているマーキュロクロム、アスピリン、ヨード、オキシフルなどの代替できる医薬品という。
 自由化された医薬品には不当価格調整はないと予測されるが、五社協定で一斉値上げをする動きがあれば、保健省は再度統制介入をするので監視は引き続き行うと述べた。
 二千七百四十種の医薬品は、価格統制を続行するが、三月一日にドル為替調整のため平均八・六三%の値上げを行う予定。保健省は医薬品の価格統制は今年一月で廃止する予定であったが、医薬品の暴騰を恐れて六月三十日に延期した。