2月19日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】フランコ・ダ・ロッシャ未成年支援財団(少年院)第三十号棟で十七日未明、騒動の最中二十人が脱走した。六人は捕縛、三人が監視員に銃弾で撃たれ手足に負傷した。
鎮圧に銃弾の使用は禁じられ、ゴム弾の使用を義務付けている。十三日の騒動では、二十一号棟で銃弾を発砲した職員が更迭された。職員側にも被害が少なくない。収容者の放火で職員一人は、有毒ガスを吸って中毒症状を起こした。五人は棍棒、石塊で暴行を受け、一人は脳障害で重体だ。
今年に入って騒動は十四回目で、三日毎に起きている勘定だ。騒動開始は決まって真夜中、原因は隣りの収容棟への挑戦から始まる。収容者同士の死の掟があって、処刑と復讐の反復を行っているようだ。