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少年院監守を逮捕=院生31人の脱走を手助け

2月15日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】サンパウロ州フランコ・ダ・ロッシャ市警察は十三日、同市第二十一Febem(サンパウロ州立未成年者支援財団=日本でいう少年刑務所と少年院が合体した施設)で収容されている少年三十一人の脱走を手助けした疑いで、フランシスコ・C・S・オリヴェイラ監守を拘束した。
 少年を脱走させた疑いで監守が拘束されるのは今回が初めて。同日午後八時十五分までに再度収容された少年十六人のうち二人が、「同監守が十二日午後七時ごろ、少年Aに口径三八ミリのピストルを渡した」と証言している。
 同監守は事実を否定しているが、もし犯行が証明された場合、懲役六年までの刑を受けることになる。警察は、同監守が金目当てでピストルを渡したか、Febemから忠告を受けたことへの復讐として少年たちを支援したかが犯行の動機だとみている。