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東西南北

2月11日(火)

 サンパウロ市南部パレリェイロス区の農村地帯で九日未明、母親(二一)と息子(二つ)が感電死する事故があった。母子が住む家の近くの高電圧線が落雷で切れ、轟音を上げながらムチのように地面を叩き始めた。被害を恐れた母親は、子供をつれて隣りに住む義父の家へ避難しようとした。豪雨の中、母子は両家を分ける金網柵を越えようとして感電死した。
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 七日、大サンパウロ市圏マウア市のエコペル化学工場が爆発し、一人が死亡、四人が負傷した。目撃者によると、工場内から大きな爆発音が聞こえ、すぐに出火したという。爆発後四時間半後に消火された。工場ではアセトンを製造していたため、火はすぐ広がり、工場のほとんどが焼失した。爆発の原因は不明。
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 サンパウロ市南部ジャルジン・ミリアン地区で七日、デング熱対策の担当者を装った二組の男女が、老女と家政婦の住む家屋に押し入り、一千レアルと五百ドルおよび金二・五キロを盗んだ。近所の他の二軒もニセ担当者達の訪問を受けたが、被害はなかった。正規のデング熱担当者はベージュのユニホームを着、地区管理局の電話番号が記入された身分証をつけていると市保健局は注意を呼びかけている。
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 エンジン清浄、防錆効果のあると言われる添加剤混入ガソリンの本当の品質は誰も、スタンドの経営者ですら知らない。ガソリン添加剤は企業秘密で、ANP(原油庁)にだけその成分が報告される。しかし、ANPは実際に添加剤がガソリンに入っているかどうか確認する手段を現在もっていない。二カ月先には確認できるようになるそうだが、それまで消費者はガソリン配給会社とスタンドを信じるしかない。