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東西南北

2月8日(土)

 サンパウロ州カンピーナス市で父親が走行中の車に乳児を投げつけた事件で、父親と母親の血液検査を行ったところ、コカイン麻薬の成分が発見された。両親が一歳の乳児に重傷を負わせたほか六歳の幼女にも危害を与えたことで、全国で衝撃的な事件として報道された。二人の精神状態が異常だった疑いもあり、一時期精神科病院で検査も受けたが、「精神状態は正常」との検査結果も出た。
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 サンパウロ州モンガグアー市で五日、母親(三六)が生誕一カ月の乳児と子供二人を溺死させようとしていたことが分かった。地元署によると、母親は産後のうつ病で苦しんでおり、子供たちを海で溺死させようとした。通りすがりの夫婦が子供たちの悲鳴を聞き軍警に通報。危ういところで子供たちは救出された。母親はまだ一人で海に入ろうとしたが、軍警に止められた。
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 七日付本紙で携帯電話料金値上げの記事を掲載したが、プリペイド式携帯電話は今回の値上げの対象からはずされることになった。テレスピセルラーでは六五%、BCPでは六四%、Tessでは九〇%の利用者がプリペイド式携帯電話を使用しているという。
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 サンパウロ市で六日、ニセモノの警察署が、本物の窓から見渡せるわずか一〇〇メートルの場所で見つかった。詐欺の容疑で指名手配中だったテイシェイラ容疑者は被害届の作成など、「市警」と全く同じ仕事を十カ月にわたって、行っていた。