2月8日(土)
ABC文化普及会(小笠原勇二会長)は、六日、さきに行われた第二十四回ABC日本語級位テストの結果を発表した。受験は十三地区、一千二百七人だった。
級位は九級(ひらがなをマスターした程度)から一級(日本の高校程度)に分けられている。最高得点者は、八級宮島ゆきおダニエル(モジ)、七級よだひろしパトリック(聖東)、六級宮島かよジュリアネ(モジ)、五級宮島優子ジャケリー(モジ)、四級宮島信彦ジョーゴ(モジ)、三級いのしんいち(聖南)、二級大島ルミ(聖北西)、一級福沢のり子(聖北)。
同級位テストは、一九八〇年、「日本語を学ぶ人たちに学習目標を持ってもらおう」という目的で始められた。時代とともに内容も検討され、会話、文章の理解力など、ブラジルにあったものに年々改善されてきている。合格者には合格証を発行し、それが就職や学校編入の際に目安として役だったケースも見られるという。