2月7日(金)
チエテー川沿岸の環状高速道路のアイルトン・セナ街道方面行き車道コリンチアンス付近で四日午後、バイク運搬業者のSさん(三五)が、凧の線にひっかかって首を切断、即死する事故があった。凧の線には、ガラスの破片を砕いた粉とのりを混ぜたセロルが塗ってあった。通常子供が、ほかの子の凧を切り落とすために塗る。
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サンパウロ市アウト・デ・ピニェイロス区のブラデスコ銀行支店で四日、窓口の列に並んでいた女性弁護士が何者かに胸部を撃たれた。女性は重体で入院していたが、翌日五日死亡した。警察によると、犯人の目的はこの女性ではなく、左腕と左足にかすり傷を負った警備員の男性(四一)だった可能性が高いという。
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サンパウロ市中心部セー広場で五日、石工(五〇)がピラチニンガビル七階から飛び降り自殺を図ろうとした。四カ月前に妻と分かれ、借金を抱えていた。石工はビルの縁に立ち、祈ったり、タバコを吸ったり、宙吊りになったり、用まで足したりした。四時間後、元妻と兄弟二人が現れ、石工はやっと自殺をあきらめた。
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二日間にわたって行方不明になっていたミナス州イパチンガ市の〃シッコ〃市長(PT)が五日、ベロ・オリゾンテ市中心部のホテルに泊まっていたことが分かった。同市長が蒸発した件では、市警、軍警、連邦警察だけではなく、検察庁や大統領府まで捜査・捜索に関わる大騒ぎとなった。どうやらバールで酔いつぶれ、そのままホテルに泊まって消息不明となったらしい。