2月7日(金)
滋賀県竜王町にある竜王西小学校から望月聖矢君(一〇、四年)と弟の望月レオ君(八つ、二年)が一月二十三日に来伯、サンパウロ市内にあるオリンピア球場でサッカーの練習をし、自信をつけ十日に帰国する。
望月兄弟は親も大のサッカー好きなサッカー家族。二人は木元匡(たすく)さんというコーチが設立したアズール滋賀フットボールクラブに所属する。木元コーチはブラジルで二年間サッカーコーチの研修を受け、日本へ帰国後、このクラブを設けた。望月兄弟は木元コーチの下でブラジルサッカーを学ぶ。四つ星が胸についたオーロ・エ・ヴェルデのTシャツを着た兄弟は、五日来社、「ペンタカンピオンのTシャツを買って帰ります」と胸を張って、サッカー練習の成果を元気よく報告した。二人は、木元コーチから教わったポルトガル語で、同年代のブラジル人少年選手たちとボールを蹴り、試合もした。
兄の聖矢君のポジションはMF。ボールを地に落とす事なく最高三千二百八十二回蹴り上げた記録を持つ。ブラジル人コーチから、同年代のブラジル人選手よりレベルは上と評価された。聖矢君は、「ブラジル人はキック力がある」と関心、「またブラジルに戻ってきて練習し、有名なサッカー選手になりたい」と夢を膨らませた。
弟のレオ君の守備は、攻撃を担うFW(前衛)。リフティングは二千六百三十二回。ブラジル人から、この年代ではブラジル人よりはるかに上と激賞された。「お兄さんと一緒に将来は有名選手になりたい。ブラジル人は当たりが強い。楽しいサッカーを経験させてもらった」と、なかなか口の方も鋭い。
子供対象のサッカー留学施設セレソン社の小林圭介代表が二人を引率した。