2月4日(火)
国際交流基金サンパウロ日本文化センター主催の大学生日本語集中講座が二十七日から、同センターで開かれている。
この講座は七年前から開かれており、今年度は七月に続いて、二回目となる。
参加しているのはブラジルの日本語正規課程を有する七大学からの選抜学生たち十五人。クラスは初級と中級に別れており、朝九時から、夕方まで会話を主とした授業を行っている。
同センターの阿部尚久主幹は「この講座の受講希望者は定員の約三倍」と同講座の人気を強調した上で、
「大学の授業などで少ない会話の力をつけるのが本講座の目的」と話す。
阿部さんによれば、最近のブラジルの日本語教育界における動きとして「同様の講座を始めている大学もいくつかある」と説明する。
リオ・グランデ・ド・スール連邦大学のマッシャード・リカルドさんは今回二回目の受講。「ポルト・アレグレには日本人が少ないので話す機会があまりない」と話し、「この講座で日本語をもっと上手く話したい」と意欲を見せていた。
リオデジャネイロ、ブラジリア、ポルト・アレグレなどブラジル各地から集まった生徒たちにはサンパウロという日系人を多く有する街自体がすでに学びの場。
授業は五時までなので、夜は皆で日本レストランに行ったり、リベルダーデを散策したりと彼たちにとってサンパウロは刺激的な場所のようだ。
同講座の終了式は二月七日午後四時から行われ、受講者には修了証が手渡される。