2月1日(土)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙三十一日】リオデジャネイロ州ヴォウタ・レドンダ市で三十日未明、コカインを多量に吸引した十六歳の少年が、祖母(五九)の首を切断する事件が起きた。
同市のニウトン・デ・アウメイダ警部によると、少年は両親と一時期ドイツに住んでいたが、昨年ブラジルに帰国し、母方の祖母と住むことになった。少年は同市児童相談所で、麻薬中毒の治療にあたっていたが、幾度も休んでいたという。
少年の叔父は、出勤するため母親である被害者の家に自転車を借りにいった。すると被害者の頭を髪の毛でつかんだ下着姿の少年が庭に立っていた。驚いた叔父は家に入り、ひざまずいた姿勢でソファーの上に突っ伏せる母親の遺体を発見。警察を呼ぶため一度家を出た。
その間少年は頭部を近くの川に投げ、叔父が警察を連れて戻って来た時には、ボリューム最大の音楽をかけ、遺体の横で踊っていたという。