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東西南北

1月31日(金)

 大サンパウロ市圏マウアー市で二十九日、女性企業家R(三七)が狂言誘拐容疑で逮捕された。Rは、同じく企業家の夫(三七)から身代金三万レアルを奪おうとした。Rは同日午前、愛人(三二)に〃誘拐〃された。愛人は、Rの携帯電話から夫に脅迫電話をかけたが、市警の逆探知で隠れ家の愛人宅が発覚。突入した市警は、縛られてもいないRに出くわし、二人と共犯のRの姉を逮捕した。
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 大サンパウロ市圏オザスコ市で二十九日、父親(二四)と子供二人(7歳と5歳)が、自宅のベッドで遺体となって発見された。三人は、頭部を撃たれていた。同宅から来る異臭を不審に思った隣人たちが警察に通報した。殺された父親は、交通事故の後遺症で身動きがよくできず、母親は愛人と北東伯に逃げていた。警察は犯行時を二十六日と推測、愛人が犯人ではないかとみて捜査中。
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 日付が「二〇〇二年一月」となっている小切手が銀行で受付けられるのは、きょう三十一日まで。二月一日からは、古い日付の小切手を銀行に提出した場合、「古い小切手を使って現金を騙し取ろうとしている」と疑われ、銀行側が小切手を検査する恐れもある。小切手を書き入れる際には注意を。
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 「愛人殺害し遺体切断」事件で、サンパウロ州医師協議会(Cremesp)は、犯人の形成外科医(五三)の医師免許を一時的に没収する措置を取った。精神科の医師たちは、犯人の「一時的に記憶を失った」という供述に対し、疑問視する者としない者に分かれている。