1月31日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】ブラジル産大豆の遺伝子組み換えが波紋を呼ぶなか中国政府は二十七日、九月二十日まで仮品質証明書付きで輸入受け入れを認めると駐中国ブラジル大使館へ公式に通告してきた。
品質証明書は九月二十日が期限となっており、以後はブラジル産大豆が遺伝子を組み換え種か在来種かを明記する。それまでブラジル産大豆は公式には在来種とされ、産地が遺伝子組み換えを容認している国の生産地に隣接しているため一部混合の恐れはあるとしている。
ブラジル産大豆は遺伝子組み換え種と証明されると、大豆は品質管理委員会(CNTB)によってランドアップ・リーデイに格付けされ、政府機関に没収される。
農務省の話では、中国は昨年十二月二十日までブラジル産、アルゼンチン産、米国産など第三国産も含めて同様の扱いで格付けしていたが、それ以後在来種であることに公式機関の証明書を要求するようになった。
中国の仮証明書容認は、ブラジルの収穫が始まったばかりでラッキーだと政府は喜んでいる。中国向け大豆のほとんどは、三月に船積みされる。その大豆を仮証明書で送れるわけだ。