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愛人殺害し遺体切断=サンパウロ市 整形外科医を逮捕

1月29日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】サンパウロ市第十三警察署は二十七日、整形外科医のファラ・J・ファラ容疑者が通院者のマリア・C・アウベスさんを殺害し遺体をバラバラに解体、乗用車の後部トランクに隠蔽していたとして逮捕した。
 容疑者の供述によれば二十四日、サンパウロ市サンターナ区にある容疑者の診療所で殺害したという。被害者が凶器を手に加害者の上に馬乗りになり、殺害しようとしたので凶器を取り上げたが、その後のことは記憶にないといっている。容疑者は犯行直後ジュリエッタ区の病院に入院して、姪に〃事故〃を告白したという。
 犯行の知らせを受けた姪が警察へ通知し、担当刑事が乗用車から隠蔽した遺体を発見した。遺体は手術用メスで関節部分が切断され、九部分に解体してプラスチックの袋に入れてあった。遺体には手の部分と内臓、顔と胸の皮膚部分が不足していた。
 警察は内臓を特別視するバラバラ事件が他にもあったので、精神異常者の犯行とみている。被害者と加害者は、二十年前に知り合い肉体関係もあった仲だったようだ。被害者は他の男性と結婚したが関係は続き、二人はアドベンチスト教会に十年間も通っていた。