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北海道の高校生来伯―12人が17日間、各地で実習

1月29日(水)

 北海道専門高等学校生徒海外実習派遣団十二人が二十五日、帰国した。一向は八日に来伯、各地で実習した。ポンペイア市では西村農工学校で生徒と交流、ジャクト農機では農業機械の生産工場を見学した。ロンドリーナ市では北海道出身者の家にホームステイした。クリチーバ市では歓迎会が開かれた。リオデジャネイロ市では観光を兼ね市内見学した。アチバイア市では北海道出身者の家に宿泊した。ジャカレイ市のコチア農業学校の生徒とも交流した。
 同派遣団が二十四日来社し、十七日間の研修成果を報告した。大西朗弘班長は、「ブラジルの農業の規模の大きさに関心した。大豆は日本では三本ずつ苗を植える。ブラジルでは十本ずつ植える」と日伯の農業の違いを指摘した。建築学科を専攻している佐藤裕太さんは、「ブラジルの柱は日本の柱より細い。地震がないからでしょう」と日伯の建物の違いを見た。流通サービス学科を専攻している水島郁恵さんは、「企業の規模が大きい。下請けに出すことなく、一社ですべて行っている」と、ブラジル企業の下請け制度の遅れを感じ、流通面では「ブラジルの流通はトラックが主体。日本は鉄道が発達している」と流通システムの違いにも興味を持った。