1月28日(火)
日本語普及センター(谷広海理事長)主催の日本語ふれあいセミナー(全伯少年少女交流合宿)が二十一日から二十四日まで、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の北海道交流センターで実施された。日本語学校で学ぶ十二歳から十六歳までの百七人が参加。三泊四日の集団生活を楽しんだ。
この行事は、日本語学習のほかに、団体行動をする上での協調性や自立性を養うことを目的にしたもの。今年が四回目になる。
開講式が初日の午前九時から、同センターで開かれた。谷理事長をはじめ、赤坂清隆サンパウロ総領事、小松雹玄JICAサンパウロ支所長、阿部尚久国際交流基金サンパウロ日本語センター主幹らが出席、生徒を激励した。
今年の目玉のひとつは、ブラジル・トヨタ社自動車工場(インダイアツーバ市)の見学。〇一年から交渉を続け、今年、念願がかなった。
従業員の指示にしたがってプレス、溶接、組み立てなど、カローラの生産工程を見て回った。
「女性の従業員はいるのか」、「車の名前は横文字ばかりだけと、日本語ではつけないのか」など、質問をしていた。
このほか期間中に、グループ別に寸劇を披露するなどした。
赤坂総領事は開講式に出席したおり、生徒の活気に印象を受け、長男の量君(一六)に連絡、参加を薦めた。初日の昼から合流した量君は、「さくさんの人と出会うことが出来た。日系人の子供は心が優しい。ポルトガル語を勉強したい」と感想を語った。