1月24日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】野党となった二大政党のPFLとPSDBは二十二日、ルーラ政権が手掛ける社会保障院改革と税制改革について、健全な内容のものであれば与党案を全面的に支持することを表明した。
ジェノイノPT党首とボルンハウセンPFL党首やアニバルPSDB党首とのトップ会談が、それぞれ個別に行われた。PFL党首は席上、PTの改革が真剣であることを証明するため、公務員の年金制度補足案PL9法案を即時表決するように要求した。
PSDB党首は、社会保障院改革が諸部門の特権圧力に煩わされて、延び延びとならないよう注意した。議会に改革案の即時審議を平行して行わせることも同党首が指示した。ブラジルの政治家は過去八年に大きく成長し、議論のための不毛の議論をしないことで三党首は認識が一致した。
またPT政権の変革が、単なる破壊と再建の反復にならないように、前政権の政策でも民主政治の基本を踏襲したものであれば、新政権が利用することで、PSDBは前向きにPTへ協力することを表明した。
三党首会談後の議会反響は、顕著であった。イノセンシオ下議(PFL)は、「PTの変革がブラジルの近代化に向けたものであるならば、PT共闘はやぶさかでない。早急に変革を実施すべきで、早いほど可決の可能性が高い」と述べた。