1月24日(金)
【アゴーラ紙二十三日】サンパウロ市議会は二十二日、ヴィア・ラッピダ(早道、以後Vラッピダ)と呼ばれる条例案を第一投票で可決した。第二投票はきょう二十四日に行われる予定。
Vラッピダとは、サンパウロ市公務員が汚職をしていないかどうかを、百二十日までの期間をもって捜査を行う市条例案のこと。これによって、汚職で告発されている公務員の捜査を早くすることができる。
これまでは、この種の捜査は何年かかっても良いとされていた。Vラッピダ条例が発効すれば、最高百二十日間の間に捜査を完了させなければならないため、捜査が迅速になる。
またVラッピダでは、汚職捜査されている公務員を停職処分にしたり、給料を減らしたりすることが認められている。クラウジオ・フォンセッカ市会議員は、「セウソ・ピッタ元市長政権(一九九七―二〇〇〇)のころに告発された公務員がいまだに勤務している」と述べている。