1月23日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】マルタ・スプリシーサンパウロ市長(PT=労働者党)提出の不動産税(IPTU)改正案が二十一日、第一次緊急臨時市議会で可決された。この徴収案は、一般居住家屋のIPTU最高増税率を二〇%まで、それ以外の不動産では二五%までを限度としたもの。三十八票の支持を得て議会通過し、ブラジル社会民主党(PSDB)の議員五人は棄権した。
これまでの徴税方法では、増税率の限度はなく、不動産の多くが三五%以上に調整をされる可能性があった。
野党側は、増税を上限七%に統一する徴税案を提出したが、市議会で拒否された。ウィリアム・ウー議員(PSDB)は、「(第二次臨時市議会で)また七%案を勧めるつもりだ」と意気込んでいる。
第二次臨時市議会は、二十四日に行われる予定。第二次で可決された場合、第三次臨時市議会が開かれ、議決される。