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名刺の渡し方など学ぶ=研修・留学の候補生たち

1月23日(木)

ASEBEX(日本留学生研修員ブラジルOB会)が、今年日本へ行く後輩のために日本の歴史、地理、習慣やマナーなどを教える「講習会」を開催している。一月六日から三十一日まで開かれているもので、会場は岩手県人会会館。参加者は、研修・留学の候補生七十人余りだ。
一月十七日には、サンパウロの日本人研修生や上智大学の留学生など七人を招いて、「名刺の渡し方」「正式な場での自己紹介」「日本語でのおしゃべり」の講座を行った。候補生たちは慣れない手つきで、相手に見やすいように両手で名刺を渡す練習をした。日本語の会話では、日本語がスラスラ出てくる人とそうでない人の差がはっきりと出ていた。
 日本人研修生の参加は、日本ブラジル交流協会との協力で実現したもの。上智大学の留学生二人は、偶然サンパウロを旅行していたところを誘われ、飛び入りで参加した。研修生、留学生はともに、今年三月の帰国が決まっている。これから留学生活を始めようとしている日系学生と交流を深め、日本での再会を約束していた。