1月18日(土)
倫理研究所サンパウロ支部(山田充伸支部長)が今年創立三周年を迎え、二月九日午後二時から、記念式典を行う。日本から丸山敏秋理事長が来伯し、記念講演する。丸山氏は九二年、リオデジャネイロで開かれた環境オリンピックに出席して以来のブラジルとなる。また、二十五人の慶祝団が訪問。「松柏学園」の生徒らとの交流も予定されている。
当日のプログラムは三部構成され、式典―講演ー祝賀会の流れが組まれた。講演は午後三時から、会員による実践報告の後に行われる予定。
十六日、山田支部長らと案内に来社した新原隆一国際部長は、「これからはブラジルでも経営者らを対象にした『法人会』の発足に尽力したい」と語り、さっそく同日午後から約二十企業の代表に合うことになっている、と明かした。
日本の同研究所が主催する「経営者モーニング・セミナー」は通例午前六時から行われ、いまでは全国四百カ所に広がっているという。
山田支部長は「経営トップのモラルと姿勢が問われる時代。経営者が相互に啓発出来る場を作りたい。日本でもそうだが、八百屋の店主からお坊さんまで、経営に携わっている方ならどなたでも歓迎」と話している。
日本・倫理研究所は敗戦後、混乱した日本を、道義の復興を通して再建したい、と誕生した社会教育団体。いまでは文部省生涯学習局を監督官庁とする公益法人となっている。人と人、人と物、人と自然、の関わりにひそむ不変の法則=純粋倫理を学び、実践していくことに主眼を置く。
会員の集会場はサンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区ドナ・ブリガダ街666。詳細は山田支部長まで(電話4611・0951、携帯9851・2205)。