昨年十月下旬に来聖した日本人青年。日本を六月に経ってからブラジルを旅行したはいいが、途中で持金が無くなった。
カンポグランデから徒歩でサンパウロを目指したものの、途中で力尽き、地元住民のカンパでサンパウロまでようやく辿り着いた。
しかし、サンパウロでも野宿など浮浪者同然の生活を続け、ついに援協に保護された。リベルダーデ区の施設に収容されるも意味不明の発言や夜中に踊り出したりと奇行が目立つため、他の施設へ。
援協は日本の家族と連絡を取り、ようやく一月に両親が引き取りに来伯、無事帰国したという。
ブラジルに来たきっかけは『失恋』ということだが、ブラジルの大地は彼の恋の痛手を癒せなかったようだ。(剛)
03/01/18