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スイス銀行へ不審預金=リオ州元税務局高官らに疑惑

1月16日(木)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十五日】スイス検察庁は十四日、リオ州から八人のブラジル人によって同国の銀行へ送金された五千万スイス・フラン(一億一千八百七十レアル)を不審資金として入手ルート解明まで預金を封鎖すると報告してきた。八人はガロチニョ州知事時代に税務局の局長次席を勤めたロドリゴ・S・コレイア氏を初め同課の職員三人と国税庁監査官四人であった。
 スイス検察庁は昨年八月、この送金を受領した銀行からマネーロンダリング(資金洗浄)の疑惑があるとして報告を受けた。コレイア氏はロジニャ現知事(PSB)の選挙参謀を勤め、当選後は同州工業開発局長官に任命されたが同疑惑により更迭された。
 スイス検察庁の報告によれば、送金した預金の取得法を送金者に質したところ労務報酬としたが証拠不十分としている。スイスのホルトカンプ検察官は昨年十月、ブラジル検察庁にブリンデイロ検事総長を訪ね、共同捜査を要請した。
 検事総長は直ちに、検察庁リオ支局へ連邦警察による捜査を要請した。連警は八人の地位を捜査して、このような金額の入手法がないことで、脱税による資金捻出という結論に至った。
 当のコレイア氏は、国外に銀行口座を開設した事実がないと疑惑を否定した。何者かが他人の名前を無断使用して銀行取引を行っているという。まだ検察の取り調べも受けていないのに、人々は自宅に押し寄せ脅迫をしていると訴えた。