1月15日(水)
平成十四年度新潟・ブラジル農業青年交流事業団が十二日、来伯した。この交流事業は新潟県の農業の担い手にブラジルとパラグアイの農業の様子などを見てもらうための制度で、今年は二十一歳から四十六歳まで、十人の農業従事者が団員として参加した。
十二日夜にはブラジル新潟県人会会館で歓迎会が開かれた。自分の出身と同じ村から青年達が来るということで、歓迎会のために六百キロ離れた町から駆けつけた人もいる。また、青年たちがファームステイする農家の引き受け人たちも顔を見せた。
団長の宮越彊(つとむ)さんが挨拶に立ち、歓迎に対しての感謝、新潟から土産として酒を持って来たことなどを述べた。その後は団員が自己紹介し、出身地や栽培している農作物を述べ、意気込みを語った。団員全員がブラジルは初めてとのことで、「ドキドキしています。色々教えていただきたい」といった声、「ブラジルにはいつか行ってみたいと思っていた」といった声が聞かれた。
一行は新潟県人会パラナ支部などの協力のもと、ベレン、ロンドリーナ、パラグアイ、イグアスー、ウライなどを見学し、二十二日に帰国する。