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東西南北

1月11日(土)

 九日午前にベロ・オリゾンテ市地下鉄で発生した列車正面衝突事故で、負傷者は七十七人にのぼっていた。昨年二月に開通して以来、最悪の事故だった。七番列車が、十二番列車の発車を待たずに突入したという。同地下鉄管理会社CBTUは、地下鉄コントロールセンターが衝突の可能性を運転士たち通知しなかったか、七番列車の運転士の運転ミスか、どちらかの原因だとみている。
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 大サンパウロ市圏フランコ・ダ・ロッシャ市刑務所から脱走していた受刑者(三一)が八日、サンパウロ市東部タトゥアペー区で再逮捕された。受刑者は、家政婦(二六)を「一レアルを渡さなければ殺す!」とピストルで脅していた。目撃者が付近でパトロールしていた軍警官らを呼び、犯人は現行犯逮捕された。「たった一レアルで命を絶たれたかもしれない」と、家政婦は唖然としていた。
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 サーカスのシルコ・ガルシアがMボーイ・ミリンで十二月二十九日に行った興行を最後に、七十五年にわたる歴史に幕を閉じることになった。八十年代は世界で四番目といわれ、三百八十人の団員を擁し、数々の有名人も一度は舞台を踏んだ全盛時代もあったが、一座は百万レアルにのぼる負債を抱え、市内に立地条件のよい空き地も無くなったことから決意したようだ。
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 英誌〃エコノミスト〃がルーラ大統領を特集で取り上げた。新大統領の出現で得したのは、低所得層と皮肉にも金融投資家としている。損したのは戦闘機の購入中止で先ず軍人、次に今年度予算をカットされた関係者。社会保障院の改革ではPTは少数派だが、どのような議会対策を行うかみものという。また財政黒字を自主的に四%へ引き上げたのは評価すべきとしている。閣僚を貧民街へ引率するのは良い思いつきとした。