1月9日(木)
【フォーリャ・オンライン、時事八日】ブラジル・サッカー連盟(CBF)は八日正午、カルロス・アウベルト・パレイラ氏(五九)が代表チーム(セレソン)監督に復帰すると発表した。コリンチアンスの監督として活躍していたパレイラ氏の契約期間は、二〇〇六年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会まで。
リオのCBF本部ではまた、総監督的立場のテクニカル・コーディネーターとなるザガ―ロ氏の就任も同時に発表された。二人は、一九九四年のW杯米国大会で、ブラジルを四度目優勝に導いた名コンビ。「二十四年間も優勝経験がなかったブラジルを率いていた当時のプレッシャーは耐えがたかった。今は五度目優勝を果たし、以前より仕事しやすい環境となった」と、パレイラ氏は打ち明ける。
同氏は、ブラジル選手権でサントス優勝の鍵となった新人選手に注目。「エスコラーリ氏の基盤を維持し、少しずつ新しい選手たちを投入していきたい。ジエーゴ(一七)やロビーニョ(一八)を入れる可能性はある」と、意欲を見せている。
パレイラ氏はプロ選手の経験がないが、過去にブラジル監督を二度務め、一九九四年W杯米国大会で優勝に導いた。このほか、九八年W杯フランス大会でサウジアラビアを率いるなど、他国の代表監督も歴任。W杯日韓大会で優勝に導いたスコラリ前監督の退任を受け、三たび母国を指揮する。