1月9日(木)
【既報関連=エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・オンライン八日】七日から始まったバス会社従業員のストライキで、八日午前はサンパウロ市東部のエスプレッソ・パウリスターノ社とコンソルシオ・アリカンドゥーヴァ社がねばってストを続行。今月五日支払う予定だった昨年十二月の給料支払いの遅れと、残業の支払いを訴えている。
七日未明、二十三社がストに参加。経営者側が従業員の給料を急遽口座に振り込み、多くの従業員は職場に復帰、ストの勢いは衰えていった。七日日中は、十二社がストを続行し、七万人の足に影響を出した。バス二十二台が破壊されるなどの被害も出た。
ジウマール・タットサンパウロ市交通局長は、バス経営者側がストを引き起こさせ、運賃をさらに値上げさせるよう圧力をかけたと言明。今月十二日から、バス代は一・四レアルから一・七レアルへ上がるが、経営者側は一・九五レアルを望んでいた。「悪いバス経営者の一部を一掃したい。少なくとも五〇%は代えるつもりでいる」と、同局長は挑んでいる。