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日本語科の10人も卒業=レジストロ外国語センター

1月9日(木)

 昨年十二月十六日午後八時からレジストロの州立外国語センター「隅田弘」(CEL)の卒業式が行われ、三年間(六学期)を修了したスペイン語科六十二人と日本語科十人に卒業証書が授与された。
 当日はネウザ・ブランドン校長はじめ、滝内君代さん、ミルナ・コーディネーター、金子・山田・慶子日本語教師、スペイン語教師四人、文協代表、五百六十人の生徒が出席し、式典の合間にダンス、歌、スペイン語と日本語によるスピーチが行われたり、宮沢賢治の詩「雨ニモ マケズ」が朗読された。
 この州立外国語センターは一九八八年、日系コロニアの尽力で設立され、現在スペイン語の生徒が四百六十人、日本語の生徒が九十人ほど勉強に励んでいる。日本語科生徒の約八〇%が非日系で、三年間で日本語ゼロから日本語能力試験四級の合格を目指している。卒業生の中には一級、二級合格者も。スペイン語学習者は毎年、サンパウロ市内のミゲル・デ・セルヴァンテス校でスペイン語能力試験をうける。