1月8日(水)
【既報関連=アゴーラ紙三日】サンパウロ州プライア・グランデ市の別荘で昨年十二月十六日、新婦のスエリー・ジャシントさん(四二)が殺害された事件で、地元市警は二日、新郎のタクシー運転手とわずか十三歳の愛人が犯人だと発表した。
犯人はクラウジオノール・デ・ソウザ容疑者(五四)とJ・S・O容疑者(一三)。大サンパウロ市圏カラピクイーバ市出身の二人は、十二月三十日に逮捕された。
三年間同棲していた新郎新婦は事件当日、サンパウロ市で結婚。海岸付近の別荘を借り、ハネムーン旅行に来たばかりだった。警察によると、Jは十一歳のころからソウザと付き合っており、ソウザが一年前から新婦殺害を企て始めたと供述した。
十五日、ソウザはJを別荘に連れて行った。翌日新郎新婦が別荘に到着。ソウザは、スエリーさんをだまして台所で縛り上げ、隠れていたJを呼んだ。
ソウザはサンパウロ市に戻り、携帯電話でJに新婦殺害を命令。Jはパスタ用のローラーでスエリーさんの頭を殴り、さらにバケツに頭を十五分間突っ込み溺死させた。翌十七日、ソウザは別荘に戻り、「新婦の遺体を発見した」と警察に通報した。
警察は、カラピクイーバ市のソウザ宅から、未成年者に性的暴行を加えるソウザのビデオテープを発見。またソウザ宛てに送ったJの写真もあった。事件当日、ソウザはJと幾度も携帯電話で連絡を取り合っており、今回の事件解決に至った。