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東西南北

1月7日(火)

 ルーラ新大統領が就任し、首都ブラジリアには「一目ルーラを見たい」と大勢の人々が赤い旗を掲げて押し寄せ、盛大なパーティーとなった。翌日二日、ブラジリアの大地は二十トン以上のゴミだらけ。清掃人五百人が、数日かかってゴミを集めた。
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 サンパウロ市南部コンゴニャス空港で四日、ゴイアス州の双発機が着陸時にブレーキを失い、滑走路から滑り落ちる事故が発生。操縦士の必死の努力で、すぐそばのワシントン・ルイス通りに落ちることはなかったが、事故現場でホットドックを売っている男性が飛行機の翼にふれ、顔面などを負傷した。「九死に一生を得た」と、男性は話している。
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 リオ市イパネーマ区で三十日、住宅ビル八階から米国人男性二人が落下し、奇跡的に命が助かる事故が起きた。二人はベランダから、隣りのアパートで女性と二人きりだった友人の様子を伺っていた。ベランダは重さに耐えられず崩落。三十五メートル下のレストラン入口の屋根がクッションとなり、二人は一命を取り留めた。落下した米国人の一人は海軍士官で、ブラジルで約一年務めている。
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 三十一日サンパウロ市で行われたサンシウヴェストレ・マラソンで、女子の部ではゴイアス州出身のマリゼッテ・P・レゼンデさんが一位に輝き、二度目の優勝を遂げた。男子の部は残念ながらケニア人が一位に。ブラジル人のマリウソン・ドス・サントスさんは、二位となった。
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 六日午後三時の情報では、サンパウロ市地下鉄(メトロ)の従業員らが、きょう七日からスト入りする可能性があるという。