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東西南北

 「26日朝、サンパウロ市パウリスタ大通りの高層ビルに飛行機がぶつかる」と予知能力者が予言していたと以前報じたが、結局事故は起こらなかった。この日、同大通りでは予言の的中を恐れ、商店街には閉まったままの店が多く見られ、出社時間を午後に遅らせた企業も少なくなかったという。これを予言したジュセリーノ・ノブレガ・ルス氏は、航空会社が便名などを取り替えたと知らされた時から「事故は起きない」と確信していたという。同氏はこれまでも、2007年のサンパウロ市でのTAM航空機墜落事故や、今年8月の大統領候補エドゥアルド・カンポス氏の墜落死などを数年前から予言していたという。
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 26日夜8時頃、大サンパウロ市圏グアルーリョスのアイルトン・セナ高速道でバスに火がつけられる事件が起きた。警察によると、5人組と見られる犯罪グループがバスに乗り込んで運転手や乗客を降ろした後に火をつけたという。これによりEMTUのバスが21時から23時まで運行を停止し、サンパウロ市で働いた後に同市に帰ろうとした人たちがアルメニアのターミナルからのバスを利用できない事態が生じた。同市ではこの日、夜間外出禁止令の噂が流れていた。
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 スポーツ高等裁判所(STJD)は27日、コリンチャンスのペトロスの審判への暴行事件、およびそれに伴う強行出場に関し、全国選手権での同チームの勝ち点減点処分を行わない決定を下した。この訴えは、コリンチャンスとリベルタドーレス杯行きを争うインテルナシオナルとグレミオが起こしたものだが、コリンチャンスには命拾いの決定となった。