8日、サンパウロ市ではにわか雨が降ったところも見られたが、降った時間が短かったためか、あるいは貯水池に降らなかったためか、同日はサンパウロ州主要6水系で降水記録がなかった。予報では「今週は天気が不安定で雨が見込める」となっているところが多く、期待できただけに痛かった。これにより、カンタレイラ水系の水位は9日朝の時点で7・7%になったが、それよりも「未開の水域」のないアウト・チエテが4・6%にまで下がっているのが非常に気がかりだ。記録的な気温上昇でも雨が降る気配さえなかった10月と違い、雲が広がる日が少なくないだけに、後は予報が当たることに期待したいが。
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8日未明、サンパウロ市東部のヴィラ・ジャクイーで、車に乗った犯罪集団による銃撃事件が立て続けに2件発生した。最初に襲われたのはジャク・ペッセゴ大通りの横道でバイクの2人乗りをしていた若者で、運転していた16歳少年が死亡、後部席の21歳男性も右脚を撃たれた。その約20分後には最初の現場から1・5キロ離れた地点でファンキのイベントに出かけていた14~21歳の4人の若者が銃撃を受け、15歳少年が死亡した。犯人は逃走中だが、襲った車は別の車種だった。
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7日の最終試合で全国選手権1部残留をなんとか決めたパルメイラスだったが、早速8日、同チームはドリヴァル・ジュニオール監督の解任を発表した。今年のパルメイラスで実に4人目の監督だったドリヴァル氏は、就任序盤こそ良かったものの、最終戦前のよもやの5連敗が響いたのか。また、理事2人も同時に解雇されている。