茶道裏千家ブラジルセンター(林宗慶代表)が3代目家元・千宗旦氏の茶徳を偲ぶ『宗旦忌』を先月23日、サンパウロ市文協ビル内の裏千家教場「伯栄庵」で行なった。
宗家三大忌の一つで、サンパウロ州内外から約100人が集まり物故者を偲んだ。高橋宗晶、金子宗慶両氏が供茶し、林代表が許状引次を行なった。
その後茶会に移り、濃茶席や立礼席、八畳席では炭付花月、壺付花月、平花月など七事式が行なわれ、会員らが日頃の稽古の成果を発表した。点心席では、ゴマ豆腐の椀物や珍味が並ぶ京懐石に参加者が舌鼓を打った。
今年は裏千家の中南米普及60周年を記念し、15代家元の千玄室大宗匠を迎え、盛大に記念大会などを行なった。多くの行事をこなし多忙な一年を過ごした役員や会員らは、安どの表情で来年の再開を誓い散会した。
タグ:写真ニュース