6日にサンパウロ市文協ビルで開催された、句会「蜂鳥」の元主宰故富重かずまさんを偲ぶ「第9回かずま忌俳句大会」を取材した。記者席に座っていると「せっかくだから詠んでみたら」と俳句用紙を渡され、戸惑いながらも初挑戦することに。
兼題は「天道虫」「木下闇」「アラマンダ」「年末一切」。「天道虫」に狙いを絞って熟考していると、草むらから出てきた犬の眉間に天道虫が止まっている映像が浮かんだ。「シッポ振る犬の眉間に天道虫」と詠み投句した。
小学校の授業で1回作って以来、25年間でほぼ初めて詠んだ作品だったが、参加者互選でなんと〃一票〃(もちろんコラム子以外)を得ることが出来た!
不思議なのは、頭に浮かんだ犬に見覚えがないこと。昔の記憶が呼び覚まされたよう。俳句は脳の活性化に良いと聞く。続けてみようか。(石)