バス運転手のアレシャンドレ・フローエスさん(38)にとって、サンタ帽だけが、クリスマス唯一の変更点ではない。
8日より、道行く人は彼のバスに拍手を送り、写真を撮ったりしている。一緒に写真を撮りたがる乗客もおり、束の間のスター気分を味わう。
サンパウロ市では今、発光ダイオード(LED)で電飾されたバスが3台走っている。路線は875H―10(ラッパ~ヴィラマダレナ)、5300―10(ドンペドロ公園~サンマテウス・ターミナル)、5105―10(メルカード・ターミナル~サコマン)だ。
来週からはドンペドロ公園~サントアマロを走る5300―10にもデコレーション車がお目見え。106A―10(サンターナ駅~イタイン・ビビ)、175―10(サンターナ駅~ジャバクアラ駅)、175P―10(サンターナ駅~アナローザ駅)、209P―10(カショエイリンニャ~ピニェイロス駅)、971X―10(カショエイリンニャ~サンターナ駅)、178A―10(サンターナ駅~ラッパ)の6路線でも3台のデコレーションバスが交互に運行する。これらのバスは音楽も鳴らし、シャボン玉を飛ばしながら走行する。
電飾加工はバスの電気系統に影響が出ないか、車内表示を隠して乗客が混乱することがないかなど、サンパウロ運輸(SPTrans)のチェックを受けている。
電飾バスの走行は年内いっぱいで、来年からはフローエスさんの生活も日常に戻る。