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シドニーで立て篭もり事件=人質にブラジル人もいた模様

 15日午前10時(ブラジル標準時間14日夜)豪州シドニーの金融・商業の中心地、マーティンプレイスにあるカフェ・リンツにイラン系移民とみられる武装した男が人質を取ってたて篭った。人質の中にゴイアイス州出身で在豪20年以上になるブラジル人女性マルシア・ミカエルさんもいたが、足に軽傷を負ったのみで無事救出されたと15日付のフォーリャ紙、伯字サイトが報じている。
 現地の治安部隊は16日午前2時20分ごろ、現場のカフェに突入、地元警察は事件発生から17時間後の同日午前2時49分(ブラジル標準時間15日午後1時49分)、事件の終了を宣言した。犯人と犯人によって殺害された人質2人の3人が死亡、6人が負傷した。人質は17人いたが、5人は途中で脱出に成功。人質全員の氏名は明らかになっていない。
 今回の篭もり事件は同地のブラジル人の生活を一変させた。「こっちのマスコミは注意深く事件を報道している。イスラム教過激派が疑われているけど、何も詳しい事は分かっていない」と同地に暮らすマルコスさんは述べた。