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(左から)吉加江書記、湯田園さん、高橋会長
(左から)吉加江書記、湯田園さん、高橋会長

宮崎県から農業研修生=3カ月で全伯各地訪問へ

 「宮崎県農業青年ブラジル国研修」の2014年度研修生として、湯田園翔太さん(25、宮崎)が8日、宮崎県人会の高橋久子会長、吉加江紀子書記とともに来社した。
 実家は農家ではないが、農村の過疎化を危惧し、「高齢者を助けたい」との思いから農業に関心を持ち始めたという。
 昨年9月から1年間、地元の有機農家で基礎を学び、離日直前までの3カ月間は北海道で研修をしていた。「日系移民の苦労と、ブラジル農業を知りたくて」とブラジル行きを希望した。
 今月6日から3月上旬まで、パラナ州マリアルバ、サンタカタリーナ州サンジョアキン、パラー州ベレンなど全伯各地を巡る。パラグアイのイグアス移住地も訪れる予定。
 「不安なことも多いが、技術を学んで日本に持ち帰りたい。将来は自立してハウスではなく露地栽培で、環境にも健康にも良い農産物を生産したい」と意気込みを語った。
 同伴した高橋会長、吉加江さんは「各地の県人会員、子弟らが研修生を受け入れてくれる。制度を継続してくださる宮崎県にも感謝」と話した。