在クリチーバ総領事館は5日、総領事公邸で「天皇誕生日祝賀レセプション」を開催し、約200人の招待客が集まった。天皇陛下の満81歳の誕生日を盛大に祝った。
池田敏雄総領事は「今年は安倍総理が日本の総理大臣として10年ぶりに訪伯し、姫路市とクリチーバ市の姉妹都市関係30周年も迎え、日伯関係にとって非常に重要な年だった」と振り返り、「来年は日伯外交関係樹立120周年、パラナ州兵庫県姉妹州県提携45周年、パラナ州日本人入植百周年という節目の年。皆様のお力添えで日伯の友好関係を更に深める年としたい」と伝えた。
スギサワ病院の杉沢三郎院長への公館長表彰が行われたほか、生長の家コーラスによる「赤とんぼ」と「荒城の月」の発表も行われた。リーガ・アリアンサの嶋田巧名誉会長が「天皇皇后両陛下の益々のご健勝を」と祈って乾杯の音頭を取った。
天皇陛下と同じ年に生まれた嶋田名誉会長(81、二世)は、「家庭では毎年欠かさず天皇陛下の誕生日をお祝いしている」と話し、「20年前は地域の文協でも祝っていた」と懐かしんだ。
連邦高等労働裁判所の小野フェルナンド判事(66、二世)も祝福に駆けつけ、「毎年、ブラジリア大使館や在クリチーバ総領事館の天皇誕生祝賀会に出席している」と話していた。
また、会場では日本企業による展示会も行われ、浜屋、キリン、住友ゴム工業、日本通運、ジェイテクト、東山農場が参加した。(長村裕佳子クリチーバ通信員)