8月23日から11月29日までの約3カ月間、兵庫県費研修で訪日した弓場幸江さん(26、三世)が帰国報告のため、9日に兵庫県人会の尾西貞夫会長とともに来社した。
神戸理容美容専門学校でエステティックの技術を学んだ。以前から美容業界に興味を持ち、「ブラジルよりエステがはるかに普及している」という日本での研修を望んだ。
「エステと一言で言っても、アロマやマッサージなど施術方法は多様。頭から足の爪先までケアする技術や、接客での心遣いなどを吸収することができた」と笑顔で振り返った。
また「日伯でエステ業の普及度は違えど、美しくなりたいという意識は同じ」と話し、「全ての女性をきれいにしたい。日本との交流も大切にしたい」と抱負を述べた。
今研修は、兵庫県国際交流協会が受け入れ先を調整するなど協力した。尾西会長は「美容というこれまでにない分野で受け入れが実現した。体制を整えてもらい、感謝」と喜びを滲ませた。